幼なじみ 5

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深く息を吸い込んで ゆっくりと 栄太に近づいていく 肘を外した彼は ベッドから足をおろし 几帳面に 押し倒したときの姿勢を 再現してくれた そんな栄太の胸に乗り上げ 心を込めて 「好きだよ、栄太。 栄太との出会いは俺にとってかけがえのないものだ。栄太と俺を出会わせてくれた御堂さんには感謝してる、彼に認めて貰える努力はし続ける いつか栄太と恋人ではいられなくなる日がきても、幼なじみとして、栄太の家族を愛する覚悟で、恋をしていたい」 彼の唇に唇を重ねた 俺の髪を撫で 頬を軽く指でなぞりながら 少し開かれた唇 すっと差し込んだ俺のと 合わさる栄太の舌 「んん、ぁ」 ヤバい 上手い 気持ちいい キスだけで腰が痺れてきた 「義人」 大きな手で俺の頬を包んだ栄太に そっと唇を離される ドキドキした 真剣な光を宿す 黒目がちの瞳にじっと 見つめられて 俺の顔に熱が集まっていく 「俺も義人に恋をして生きたい。義人を失うくらいなら幼なじみの顔をして、ずっと傍に居続ける。義人のいない人生はもう、想像すら出来ない 愛してるんだ」 ふわっと 微笑した栄太の目元がほんのり 薄い桃色に染まる 照れる栄太が可愛くて 愛しくて 魅力的な栄太と 一緒に生きることを 誓い合うようにキスをした
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