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「ごめんなさい、ごめんなさい」
「ごめんごめんと言われてもきみねー?」
「私が悪うございました、だから…」
「何でもするって言うなよ?それで許される訳じゃないから。」
「うう…」
涙を流す少女の周りを後ろ手に手を組んだ男がゆっくりゆっくり歩き回りながらニヤニヤとほほえんでる。
「ここはいったいどこなんです?あなたはいったいだれなんです?」
「あーあいつもこうだよ面倒くさい」
男は耳をほじくり、ふっと耳くそを吹き飛ばすとパチンと指を鳴らした。
「いいかい?右が天国で左が地獄、でボカア死神。はいわかる?」
「つまり私は…」
「天寿を全うしてこの世での任務を遂行し終えたってこと」
「そんな…ウソでしょ?」
「ウソなんてついてどーすんの?ボクに特別手当てでも付くの?違うでしょ?さ、わかったら早く…」
「待ってください!」
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