第3章 共犯

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ー昼休みー 「森本さん。これ、先生から渡すように頼まれたんだ」 小野くんが、プリントを差し出している。 「…ありがとう」 プリントを受け取る時、小野くんの指と私の指があたった。 「 嫌!! 」 思わず、手を振り上げ、プリントが宙を舞った。 クラスメートは何の騒ぎかとざわつき始めた。 私はその場から、逃げ出した。 ー3日後ー 私はある決意をもって、小野くんを呼び出した。 「…私、小野くんに聞きたいことがあるの…」 「…何?」 「こないだのあれって本物の人間の首…?」 「…そうだよ」 「森本さん…誰かに話した?」 「話してないよ」 「小野くんが殺したの?」 「…うん」 「………」 「…嘘だよね。私、考えたの。いっぱい。 私たちはまだ子供だよ?…人なんて殺せるわけない…小野くんが犯人じゃないよね?」 「…僕が殺した…」 「嘘つかないで!本当のこと話してくれないなら、この前見たこと、全部大人ぬ話すから!!内緒にしてほしいなら、本物のことを話して!!」 「……わかった…でも、これから話すことは絶対に二人だけの秘密だから…」 「ーーーー」 (…そんな!? 悲しい真実なの!!) 小野くんから校庭に生首を埋めた真実を聞いた時、私は小野くんの共犯になることを決めたー 「私…小野くんの共犯になるよ…」 ー私は小野くんの手を両手で包み込み、そう誓ったー
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