1 プロローグ

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唄うのは好きだった。 特段歌が上手いと思ったことはない。 歌詞だって、ただ適当に思ったことを綴っているだけだ。 そうして並べた言葉に音をつけて、未完成なそれを、あいつらと頭突き合わせて完成させる。 それが堪らなく楽しかった。 そう、楽しかったんだ。
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