EP2  地底

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男性  「(和佐に)ありがと、いいですか」 和佐  「いいですよ、どうぞ!」 女性  「ちょっと、なに今の・・色目使って」 和佐  「はい?(切れ気味)・・」     と、箸を置きながら。 女性  「やきもち?ここじゃヤングな男子珍しんでしょ」 和佐  「男なんて足りてますけど・・」 女性  「足りてる?・・えっなにそれ、足りてるって」 男性  「満ち足りてるって意味ですよね」 和佐  「満ちてます!満ちてます!・・飲み物は?」 女性  「潤ってるんで・・ビール!」 男性  「すいません、ビールで」 和佐  「(厨房に)はい、ここビアー!」 礼子の声「は~い!」     すみえ、ビール缶を持ってきて。 すみえ 「どうぞ(乱暴に)」     女性が置かれた缶ビールを開けると、泡が拭く出す。 女性  「うわぁ!」     と、顔に泡がかかる。 女性  「(半泣き)・・」 すみえ 「また、潤っちゃいましたね、ここ気圧が低いんで」 男性  「(笑いをこらえる)・・」 女性  「(顔を拭き)てめえ・・」 〇 山小屋 入り口前 その夜     喧嘩する男女の声。 女性  「もう死んでやる(はあはあ)」     女性の腕をつかんで。 男性  「ケーちゃん!(はぁはぁ)」 女性  「あんたなんか嫌いよ」     和佐、飛んできて二人に割ってはいる。 和佐  「止めてください・・」 女性  「邪魔すんな」     すると女性が、和佐の頬を叩く。 和佐  「イタァ~何すんだよ、神聖な山で・・」     と、頬を手で覆い。 男性  「ケーちゃん、大丈夫?」 女性  「うん、大丈夫・・神聖な山だって・・」 和佐  「はぁ・・」 〇 山小屋 入り口前 翌朝     塩島とカップル、和佐と遠藤。スポットに遠望する街と    尾根。 塩島  「なんか夕べお騒がせしたみたいで」 和佐  「塩島さん、無事下山してくださいね」 遠藤  「ガイドも自然より人間相手なんだな・・」 和佐  「幸運を祈ります」     いちゃついてるカップル。     塩島にうながされ歩き始める。 和佐  「分からない?なんで登ってきたのか?」 遠藤  「山があるから登るんだ・・」     と、見送る。 〇 山小屋 食堂 その夜     まかない食を食べる、和佐とすみえ、川口。 すみえ 「和佐ちゃん何年目?」 和佐  「4シーズン目です」 川口  「そんなに経ったけ?」
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