第1話

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しかし、この北留魂街は悲しいかな… この街ができて数千年、死神候補 排出 は ゼロ なのである。だから夢を見る輩などは極少数 真面目に働くことを諦めその日暮らしの輩が多い。 そんな中、主人公である北留魂街に住んでいる 高坂 ? は 霊力を持たないことに偏見を持つ事の無い 唯一 の友達である 恋次 と ルキア と町外れの森で山菜を採っていた。 恋次とルキアは西留魂街出身の人間 南に次ぐ霊力の持ち主だが、西と北を分けているこの森で迷子になっていた2人を助けたのが友達になるきっかけであった。 恋 ? 会うの久々だなー 今日は数年に一度の定期検査だけど、こんなとこでオレ達と山菜取りなんかしてていいのかよ! ル そうだぞ 死神もとい、候補ではあるが これはチャンスなのだぞ! みすみす逃していいのか? 私は、これかもお前と 一緒…… ぃたぃんだぞ…… ?    ルキア なんだって? 聞こえなかった そういえば 2人とも今回の検査で候補生になったんだよな おめでとう! そんなことより山菜も、結構集まったから天ぷらにして食べよう! やべっ ヨダレ出てきた 笑 ル  はぁー この鈍感野郎 定期検査受けてみればいいのに ぼそ… 恋   そうだな 採れたてを揚げるなんて贅沢だな 早く帰るぞ! 腹減った 先程から話題上がっている 定期検査 とは死神候補を見つけるため年に一度行われる検査である。 しかし北のゼロ地区は 数千年候補生すらゼロなので やらなくても結果が分かっている様なものだ。 なので、他の地区とは違い 数年に一度 の定期検査が今回開催されている。 年々数を増しつつある虚を退治する上に、この検査にも人員を割かなくてはならないので 死神界は てんやわんやである。 今年は北留魂街にも死神を派遣しなければならなく 死神界から派遣された人数は…… 2人 他の留魂街は何十人も死神を派遣されているのに北だけ2人は少ないと感じるだろう 只でさえ人員が足りないのに北に派遣したところで、ゼロ地区から死神候補など見つからないだろう 1人でいいのでは? というのが上の判断だが、バディー制度をとっているため仕方がなく2人派遣ということとなった。 その2人というのが11番隊所属の一角と弓親 である。
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