220人が本棚に入れています
本棚に追加
/185ページ
直「はい。気をつけます」
風「…なぁ…かれぇ、食べたい」
拓「……ぇ…、この生米と塩と御神酒じゃダメなんですか…?」
すみません。
うちの風神はなんでも食べるんです。
風「食べたいったら食べたい!」
拓「……神様ってカレー食べんだ…知らなかったわ」
風「大盛りで!」
拓「…しかも結構食べるのな!?」
そんなんでみんな食べ終わると旅に出る支度が始まった。
聡「ごめん。タッくん。ここに長居するつもりはないからさ…」
拓「まって!冷蔵庫の物を近所の人に配ってきちゃうから!!悪くなっちゃうし」
聡「ねぇ、マジ幽霊ってなんなの?」
拓「器を失っ…何度も言わせんなよ!!」
聡「幽霊の概念が分からなくなってきたわ」
風「…最近の人間の食べ物は美味いな」
燐「前は何を食べていたんです?」
風「うむ。魔力が多い者は少なくてな…お前の前でここまで実体化した時は…男の拳よりも大きな寿司だったな」
え?寿司なら今でもあるけど…。
直「もう、何百年も前だな」
燐「そんなに前から寿司ってあったんですね」
直「あぁ」
寿司はなんか…神様も食べそうなイメージはあるけどさ、カレーとかエビピラフはどうなのよ?
最初のコメントを投稿しよう!