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沙「…もしかしてりゅーくんの息子?」
燐「はい」
沙「そっか。これから大変になるだろうけど僕らも全力でサポートするかさ、ゆっくりでいいから確実に強くなろう」
…あ、手を出された。これは…握手?
燐「………………」
躊躇ってると手を引かれて軽く抱きしめられて頭をわしゃわしゃ撫でられた。
…あれ?なんともない??
沙「りゅーくんの息子とは思えないほど可愛いな!」
燐「?????」
沙「この感じ…ゼウスに呪いかけられたのか…」
燐「はい。数ヶ月に1回は男とヤらないと苦し過ぎて自殺するやつです」
沙「…お気の毒に…でも、もう一つ別の呪いが…」
燐「腐男子になる呪いのかかったピアスつけられました」
沙「それは…災難だったな…」
スタートからこんなに訳の分からない呪いのかかった勇者が未だかつていただろうか?
あ、なっちゃんのお父さんがいるか。
聡「心配しなくて大丈夫だよ。燐音くん。その人は女だから」
燐「……ぇっ?」
沙「女だよ。これでも」
燐「えっ!?!??」
聡「私の妻だしね」
沙「都合上別居してるけどね。自然消滅も時間の問題かな」
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