☆神秘のオッドアイ☆

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聡「……もうすぐ、次のブラッドムーンか…」 沙「…聡明?」 聡「1ヶ月近く蒼真くん…血を飲んでない」 沙「………なんで…?」 聡「今、2人とも魔王城にいるんだ。海斗くんはスパイのクセに報告サボってるし」 沙「…どうせ、蒼真は海斗の世話してる内に何故か城全体の世話係になってて忙しくて飲みに来れてなかったんじゃね?」 聡「……なんでだろうね…すごく有り得る」 どういうこと?? たぶんオレだけがよく分かってないみたいだ。 理事長は室井さんに荷物を預けるとオレらに背を向けた。 沙「ご飯、お前の分も作っとくから」 聡「ありがとう。行ってくるね」 沙「行ってらっしゃい」 理事長はニコリと笑うとそのまま浮いて飛んでいった。飛べるのいいなぁ。 拓「砂漠は冷えるな…」 沙「あぁ、ついておいで」 拓「ってか、なんでこんな時間に掃き掃除してたのさ…?」 沙「不思議と妻は夫が帰ってくる時は分かるものだよ」 拓「普通の妻は分からないし、普通に妻どころか女にも見えんがな…ぐっ」 沙「なんか言った?タッくん」 拓「…何でもございません」 失言をした室井さんは殴られてた。
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