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結局、リディアを仲間にしたことでドーハンも仲間になることになったのだが、これで本当に良かったのかと時々後悔する。
それほどに、この老魔導師は問題人なのだ。
「アレス、早く!」
リディアが痺れを切らして声を荒げる。
「今、行くから! ふう……。ドーハン、行こう」
アレスはドーハンを促した。
「リディアちゃん、今日も全開じゃなあ~。ほっほっほ……」
そう言って、ドーハンは嬉しそうな顔で歩き出す。
そんなドーハンを横目に、アレスは深い溜め息をついた。
(ホントに良かったのかな? これで……)
そうして、何度目かの後悔をした。
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