戦挙 西区 平和快革党にて

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各区では 中央区の横暴に どうするかと 区内で 話し合いが持たれて。 元々 中央区と北区は (時代万世党)の地区のため 北区は このまま 中央区が 五洲国の 首都として、カワベ氏の政権肯定派となり。 南区は 時万党の敵対政党(世界党)が主権を握るため カワベ政権に反対となりました。 西区においては 時万党と対立政党である 平和快革党が 意見を戦わせていて。 平和快革党 西区の外れにある 党本部(ぼろぼろな五階建てのマンション一室にある)部屋では 会議が行われておりました。 和快党 若き指導者 マシバ氏 30代半ばにして 快活にして 清廉潔白な人柄が 買われ 指導者になっただけに 今回の暴虐の限りを尽くす 時万党本部のやり方は 断固許せず 反対の急先鋒になるも 西区では 時万党の支持者も少なからず いて 西区時万党の党主 ドンギザ氏(70になんなんとする)老獪なこの男が必ず平和快革党に、たちはだかることが目に見えてわかっていました。 彼らは 恐らく「では区民投票で決めましょう」と言ってくるのが 目に見えてわかっていました。 「時万党のやつらは、投票結果を平気で操作しては、自党に有利にするに決まっておる。いかがするのじゃ?」と 和快党のお目付け役 ハンダ長老が マシバ氏に詰め寄れば マシバくん 涼しげな顔で 「長老。異彩承知。今ある方に選管依頼中です」 そこで マシバくん 長老へ耳打ちすれば、 長老 明るい笑顔に。 その頃 西区の真ん中に建つ 時万党のビルでは ドンギザ氏と 中央区 カワベ氏 ネット会談「カワベさま、西区もそちらと意見を同じように致します」 「そうだの、どんな手を使ってもかまわない。時万党の磐石政権となるのぉ」ふふふ なんともいやらしい 二人の会談 この老獪なる狸親父たちに マシバくん 勝てるのでしょうか?
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