出会い編

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◆ 「ねえねえ、二人は何か最近、楽しかったこととか辛かったこととかあった。」 趣味の話をした後、真輝ちゃんはそう聞いてきた。 「真輝ちゃんはどうだったの?」 「私はねー、悲しかったのは漫画の発売日を間違えたことだね。もう、超好きな漫画で待ちわびてて、本屋行ったら無くって、なんで無いんだろうと思ったら、一日間違えてて。超悲しかったんだよ。」 真輝ちゃんが随分と熱弁していたから、私と夢桜ちゃんは二人して笑ってた。それまでは、夢桜ちゃんはあまり笑っていなかったけど、笑うとすごく可愛い子だった。 「じゃあ、楽しかったことは?」 私がそう言うと、真輝ちゃんは満面の笑みでこう言った。 「やっぱり、高校生活が始まることかな。まあ勉強は頑張らないといけないけど、新しい友達も増えるだろうし。」 「確かに、そうだね。新しい部活にも入れるしね。」
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