天道虫
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差し出した右手のひらに のぼってきた天道虫 かじかんだ指にふと温もりを感じたような気がしたけれど、 よじ登った中指のてっぺんで 天道虫は羽根を広げた “君も僕から離れちゃうんだね” また冷たい風が吹いてきて、 僕の心は雪催(ゆきもよい) 天道虫は飛んでいく 赤いからだを キラリキラリと光らせながら そうして空を見上げたら、 誰よりも 大きくてあたたかな光が 僕と世界を照らしてた
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