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「ごめんなさい。」
彼女はペコリと頭を下げると続けた。
「あなたの事は嫌いじゃないと思う。寧ろ背が高くて、イケメンで清潔感があって、とても好感が持てそう。どちらかと言うとタイプよ。でも、私あなたの事よく知らないし、よく知らない人と直ぐに付き合いますと言える程私尻軽じゃないの。だから、あなたとは付き合えない。それでも私の事諦められないって言うなら、友達から始めましょう。」
「え、えーと・・・・・・ごめんなさい!」
俺はその場を走り去った。
・・・俺はただ道を聞きたかっただけの筈。
なのに、何故タイプでもない女にフラれなければいけないのか。
納得がいかない。
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