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 一年ぶりに家に帰ると、アリエッタは昨年と同じように、屋敷の前で雪掻きをしていた。 「ウルバーノ様、エミリオ様、お帰りなさい」  慎ましくお辞儀をして見せたアリエッタは一年前より背も伸びて、痩せっぽっちだった身体も女性らしく丸みを帯びていた。かあっと顔が熱くなり、エミリオは彼女から顔を背けた。そのまま家に上がり、昨年そうしたように、そっと後方を振り返ると、目の前に兄の身体が立ちはだかっていて、エミリオはおかしな悲鳴をあげてしまった。  夜、自室に戻ったエミリオは、ひとりで自慰行為に励んでいた。  今頃、アリエッタは兄の雄を舐め咥えているのだろう。あの夜目にした白濁塗れの彼女の顔を思い出すだけで、エミリオの股間は熱くなり、雄々しくいきり勃った。  先走りに濡れた竿を激しく扱いていたエミリオは、やがて小さく呻くと、床に置かれたチェンバーポットに白濁を解き放った。
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