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青い春の終わり
高校1年5月。
中学時代に仲の良かったやつらとは高校が別になって、コミュ障の俺は、小学生の頃からの親友ジンと、または中3から付き合ってる彼女のサキと一緒にいることが多かった。
新しい学校にもようやく慣れ始めて、特別高校デビューとかは無かったけど、それなりに順調な高校生活がスタートした。
そんな中、昼休みサキが突然俺を屋上に呼び出してきた。
「ハヤテ、ごめんね、突然呼び出して」
「あー別にいいよ、暇だったし。どうしたの?」
「今までハヤテと色んな所行ったりおいしいものいっぱい食べたりしてすごく楽しかった。…でもね、言いにくいんだけど…好きな子ができたの」
…え?
「だからね、別れて欲しくて。」
………え?
「ほんとに…ほんとごめん!」
そう言い残してサキは俯いたまま走って屋上を出ていった
俺の返事も待たずに
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