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粒に刺激がいく度に愛美の中がザイードの猛りを締め上げる。
愛美を感じさせる度にザイードの口から苦し気な男らしい呻きと熱い溜め息が漏れ、快楽に嵌まり始めたザイードの艶っぽい表情に愛美は釘付けられていた──
男の感じる姿を色っぽく感じるなんて、あたしだけだろうか──
愛美はうっとりと見つめながら野性的な息を荒く吐くザイードに躰を揺さぶられる。
淫らで野性味溢れる肉体美──
長い情交、絡み合いながらたまに強く打ち付けるザイードの背中が大きくしなやかに仰け反る。
小屋の外から差し込む夕陽を背にしたその姿が逆光を受け、それは遠吠えをする雄々しく黒い獣のようにも見えていた──
色っぽく息を吐くザイードの長い髪が乱れる。
何もかもが美しい──
愛しそうに触れてくる長い指先も
見つめて熱っぽい瞳で愛を囁くその声も──
まるで人間を超えた創造物──
神がほんとに居たならば──
もしかしたらこんな姿をしていたかもしれない──
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