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「…違った? なにが、ですか?…」
「…アナタ、しっかりし過ぎてるのよ…」
ユリコが笑った。
「…本来、男に頼ることなく、生きていける女…でも、そんなアナタが、無意
識の内に、庇護者を探していることに、気付いたの…自分を守ってくれる強い男をね…」
「…強い男ですか?…」
「…そう…この場合の強さとは、腕力ではなく、お金…つまり、将来、金銭でア
ナタを守ってくれる男を無意識に探していることに気付いたの?」
「…」
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