91人が本棚に入れています
本棚に追加
例えばです。
論文で「サルトルについて書け」
こう書かれてあれば、皆、「サルトル」の哲学について論じることでしょう。
ですが。
タイトルに「サルトルについて……ではありません」と書いてしまえば、その時点で、内容は「自由論文」になるという発想の転換。
そして、「400字以内」という文字数制限。
これに関しても、自分達三人はその文字数をきちんと守っていたのですが……
講評してくださった、角田さんも、樋口さんも。
その「文字数」をしっかりと確認はしていなかったそうなんですね。
むしろ。
400字以内で依頼しているのに1000文字とか中途半端に文字数オーバーなものは「迷惑」
ですが
それが10万文字以上だったら「こいつ、すげぇぇ! どんだけクレイジー!」になるわけです。
要するに。
「枠」を超えた「規格外」なもの。
そういった発想力っていうものが、求められているっていうこと。
公募ではアウトですけれど、それでも、そこまでクレイジーになりきれれば、誰からも注目されますよね。
これ。
学生時代には無謀な挑戦をしてきた快紗瑠も。
社会人として、対クライアントがあるからこそ、無茶は出来ないし、安全牌で進めることを重視してきたが為に、忘れてしまっていた「感覚」なんですよね。
最初のコメントを投稿しよう!