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東「そういえば、ISってなんてものだ?」
朝食を終え、東は父にISのことを訊ねた。
蒼介「そうだなぁ…。MSを人間が装着出来るサイズまで小さくした兵器だな、簡単に言うと」
後は女性にしか反応しねぇって特徴がある、と付け加えると、東は納得した様に頷いた。
東「なるほどね。しっかし、ISの形状はどうにかならないかなぁ?昔懐かしのスクール水着がモロで目のやり場に困る。開発者は変態の気があるな、これ」
置かれていた雑誌の表紙に写されたISの姿を見て、頬を染めながら率直な感想を言った東に、蒼介は言い辛そうに話した。
蒼介「…ISの創始者は、お前の友達である篠之乃束だぞ…」
東「えぇ…よりにもよって、束が創始者かぁ。なんていうか、なんていうかだなぁ」
まさか知り合いがこんな変態兵器(褒め言葉)を創ったとは思わず、困惑する東。そんな東に蒼介は更に追い打ちを掛ける。
蒼介「オマケに織斑千冬はISの頂点を決める大会こと、モンドグロッソに二年連続優勝を決めているぞ」
東「あはは~、知ってた」
学生時代から他の追随を許さない程の身体能力と運動神経を有していた知り合いにはやってのけると確信があったのか、束の時ほど驚かない東。
東「うーん、友人二人が関わっているISっていう兵器…。気になるな。父さん、帰ってきて早々に悪いんだけど、お願いが…」
蒼介「ISなるものを間近で見てみたいだろ?はぁ~…構わんよ」
東「ありがとう父さん!」
息子の意図が読めた蒼介は、溜め息を吐きつつも了承した。
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