働かざるもの食うべからず

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おつかい中の女の子と別れ 家路を急ぐ いい事すると気分がいいものだ スキップしながら進んでいると、目の前にまたイベント・・・いや困っている人が!! 「おじいちゃん!どうしただ!」 お、おじいちゃんがしゃがみこんでいる?!サムリはすぐに駆け寄り声をかける 「ん、大丈夫だ・・・気にせんでくれ」 「んなことねぇ!背負うだ!」 おじいちゃんを背負って、おじいちゃんの家まで運んだ 「・・・お前さん、外人さんか?」 「そんなもんだべよ」 「外人さんに助けられるとわな、そこの角を曲がったところが家だ」 「んだ!」 ~おじいちゃん宅~ ガラララララ 「誰かいるんだべか」 「娘夫婦が・・・まぁ共働きで今は仕事だ」 「そうだべか」 おじいちゃんを玄関先で下ろし サムリは去ろうとする そこで呼び止められる 「外人さん」 「?」 「野菜持ってくか」 「野菜だべか!?」 「あぁ庭で育ててるんだよ、来てみ」 「んだぁ!」 サムリの顔はもうそれは満面の笑み 嬉しくて仕方ないといった顔だ それを見て、おじいちゃんも嬉しそう
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