第2章 意識・職業習得所

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その日はボーンの家に泊めてもらうことにした。 やはりボーンの家も見た目は狭いが中は広かった。 「おぃ、ボーンさん。何でこの家…この時代の家は見た目の広さと実際の広さが違うんだ?」 「あぁ、そのことか。それは空間を拡大したり圧縮することで実際の空間より狭い空間や広い空間にできるんだ。」 「さっぱりわかんねぇ」 「やはりな」 「誰がそんな原理見つけたの?」 「見つけたか…と言うより提供されたかな。」 「提供?」 「あぁ、元界戦争後に提供された神的技術さ。」 「神的技術?」 「まぁ、そのことについて知りたかったら、意識・職業習得所に行くんだね」 「何だそこ?」 「意識を自分の物にしたり、職業を獲得するために行く、まぁ学校みたいなもんだ。」 「え~。やだ!」 「まぁ学校と言っても、かなりの種類の講義があるからな。さっき言った空間について知りたいなら空間学。元界戦争について知りたいなら神戦学や神的学、あと元界学でも学べるかな。」 「ボーンさん。講義っていくつまでとれるのかしら。」 「無制限じゃ。まぁ中にはとらないやつもいるがな」 「ヤッホ~!」 「ノビル。お前のことだな。」
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