第2章 意識・職業習得所

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六人は受付へ再び向かった。 そして入所書類を書き、部へと向かった。 ノビルとヤイバはZ部へ行こうとしたがZ部は受付のある中央塔から遠くにある極塔にあるようだ。 二人はパンフレットの地図を見ていた。 「おい、極塔ってどこだ?」 「あったぜ。ここから徒歩…8時間も!」 「遠心機なら20分…」 「何だそりゃ?」 「知らねぇ」 「じゃあ、歩くか」 極塔は中央塔から北西に位置していたが… 「地図を見よう。ほら、右の方に極塔があるから右に行くぞ。」 「バカだな、ヤイバ。地図では右は西なんだぞ!西に行くぞ。」 二人は西へ進んで行った。 一方そのころ中央塔に位置するA部とB部を目指す花とボーンは… 「私はB部の9組です。花さんは何組でしたか?」 「私は70組よ。ところで、ボーンさん、元界戦争についてはどうやれば分かるのかしら?」 「それはパンフレットに聞いてみて下さい。こちらの生活に慣れないと怪しまれますよ。」 花はパンフレットに元界戦争のことを集中させた。 「へぇ、原子学、空間学、意識学、元界学、神的学、日本学、超人学、細胞学、神契学、準神学…ボーンさんこれ全部受けられる?」 「…、あぁ、だが意識学だけ意識を持っていないと受けられない。明日意識を取りに行くか?」 「えぇ、そうするわ。」
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