第1章 To Be Back

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外に出てみると驚くことばかりだった。 まず、家の大きさだ。 家にいたときは豪華な広々とした敷地に建っていると思った。 しかし、外から見てみると広さは体感した広さの半分以下だった。 というより、部屋一個分のスペースしかなかった。 そして、もう1つ驚くことが起こるのだった。 「おい、今夜だよな」 「あぁ、そうだ」 「何でこんなに暗いんだ?」 「街灯ひとつねぇ」 「殺人鬼でもいるんじゃないかしら」 「とにかく大通りに出よう」 五人はしばらく細い道を歩いた。 しばらくすると、大通りが見えてきた。 しかし、驚くことに車一台すら通っていなかった。 いや、人影すらなかった。 「おいおい、こりゃどーゆーこった」 「ここは気味が悪いぜ」 「もしかして俺達5人だけの空間なのか」 「どうなってんだよ!次郎!」 「わかんねぇよ!」 そんなことを話していると人が横切ったのが見えた。 「おい、あれ!」 「あ!追うぞ!」 五人は人影の所へ走って行った。
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