正義とは?

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「刑ちゃん。2丁目のコーヒー屋の看板娘さ。実はコスプレが好きなんですよ」 「それってマジ!怪ちゃん!」 「ほんと、ほんと!怪盗王を信じてよ!」  2人が話し始めて2時間が経とうしてきた頃、2人はお互いを「刑ちゃん」「怪ちゃん」と呼び合う仲になっていた。その2人を一時間後ろから立ち続けて眺めていると流石にムカついてきた。 「ねえ怪ちゃん。お腹空いてない?」 「そうですね。ずっと拷問続きでろくにご飯を食べれてなくてお腹空いちゃった」 「じゃあ、決まり!今から連絡するから待ってて」 「もういい加減にしてください!先輩!」  僕はとうとう怒りをぶちまけると2人はきょとんとしていた。だがすぐに2人は笑みを浮かべていた。もうこの2人はいつまで無駄話をするんだ。この人達のペースではいつまで経っても終わらない。
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