13人が本棚に入れています
本棚に追加
手紙を通して私と言う存在をもっとアピールしたかったのかもしれない。
本当はもっと手紙に書きたかった。
だって私は貴方が私のことを知っているように、私も同じ位……いえ、もっと貴方の事を知っているのだから。
あなたが私の部屋へ仕掛けをしているように、私も同じような仕掛けをして見ていることが癒し。
何度か跡をつけた時、電車に乗っているあなたの真後ろギリギリまで迫った時の興奮感。
会社帰りの貴方の行動、学校帰りの私の行動。
二人が同じ事をしているなんて夢にも思わないでしょう?
この興奮感を教えてくれたのは貴方。
最初は怖かったけど、段々貴方の気持ちが知りたくて同じ行動をするようになった。
それに気づかない貴方と私は、ある意味で一心同体なのかもしれないと何度思ったことか……
最初のコメントを投稿しよう!