short storys

大好きなもの ※流血表現有

今日も無責任な子供たちが集まっては可愛いお菓子を僕のもとへ置いていく。

「せんせい、ありがとう。」

お礼なんて、僕にはいらないのにオカシイね。

子供たちは逃げるように僕のもとを去っていく。

家に入って手を洗う。

元気で可愛いお菓子が今日はこんなにたくさん。

可愛いお菓子は腹ぺこで僕を呼ぶ。

ああ、可愛い。

今日はこの子が良いかな。

この子は元気だからきっと刺激的な味だと思うんだ。

でもふわふわで舌触りはなめらかな気がするよ。

ああ、どこから食べてしまおうか。

味見に小さなモミジから食べてみようかな。

真っ赤な果汁がいっぱいでとってもおいしそう。

やっぱり小さいうちに食べる方がさっぱりしてておやつにはちょうどいいなぁ。

ああ、食べ始めると止まらない。

飴玉みたいにキラキラしてるところは、二つあるから一個は今食べよう。

あれれ、どうしてそんなに泣いているのかな？

こんなに優しくしてるのに。

まぁいいや。

どうせ全部食べてしまうから。

ああ、可愛い坊や。

僕の中で仲良く

おやすみ