第2章

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直後に、ネルが後を受ける。「今回の入学式の事だよ~~ん」と、かなり人を食った調子で。 「品行方正、公正明大、しかし規準はひどく厳しく! で有名な『セントマリア魔法学院』の制式入学試験、そこで最重要視されるのは実技でも筆記でもなく、実は面接だったりするのさ!!」 「そうなの?」 「やはり知らなかったか。田舎出身はつらいな」 「うるせ……いや待て、お前おれの自己紹介の時いなかったよな? なんで知ってるの?」 「テヘペロ☆ミ」 「……ああ、、、あぁ、うん、ネルの仕業なのは気付いてた」 正直蹴りでもくれてやりたいけど、とりあえず今は置いておこう。それより本題だ。星純は催促する。 「じゃあジャッキー、説明を!」 「でふぅ……えぇっとでふね、実技や筆記はそのヒトの能力を鑑みるうえで重要な要素なのでふが、しかしこれらは結局要素に過ぎませんでふ。能力値を差し引いた人物評は含まれませんでふし、能力が優れていても人となりが優秀と限りませんし」
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