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「いよいよ言いやがったなコイツ!! ハチ公大先輩に手を出したなコイツ! 犬ネタ厳禁もちゃんと仕込まれてこいよ!」
「しこ、、、ハレンチな!!」
「うるせえ!!」
いきなりのことで、当然空気はぶち壊し。乱暴に髪の毛を弄くるヨルの手を、ハチは必死に食い止める。
けれどそんな反抗はまるで意味もなく、ヨルの気儘なハンドシェイクは炸裂し続ける。そろそろ、頭皮も限界に近い。
なんかもう、泣きそうだ。
「にーちゃんね、生きてるんだよ」
「!!」
いい加減、本当に泣きそうだった。
唐突に、何を言い出すかと思えば、これだし。同情を飛び越えてまったく子供扱いな自分に、ハチは呆れと怒りが湧く。
自然と、含まれた怒気が口を突いた。
「アンタ、おちょくるのもいい加減に……!」
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