第3章

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「彼女たちも同輩、そして同級生ですからね。ちなみに、クレアもネル博士と同じクラスですよ」 「おいおい、マジかよ」 また随分、個性的に固まったものだ。流石にここまでくると胸焼けすら覚える。 そんな星純の不快感など尻目に、クレアが話しかけた。店主に一瞥はくれたけど、台詞の先はリリーに向いている。 「……姉御……やっぱりダメだった…………ごめんなさい……」 「謝ることなんて無いですよ~~? クレアは頑張りましたから、良い子良い子してあげます♪」 よしよしと、そう言いながら撫でる手つきは気分が良いようで、まるで幼子をあやしている様にも見える。クレアも感じ入るところが有るらしく、人より長い両耳がぱたぱた上下した。 会話の内容は理解できないものだけど、何かの符丁なのだろう。元々、リリー達はキャラバンの仲間なのだし。 「あ、姉御……! 私も欲し!「逃げんなよ~~おねぇちゃんヨォ~~(゜▽゜;)ゲハハハハ 」だから待ってよネル!! いや、クラーケンみたいに絡まるな!!」等とイチャイチャする、されるがままの片割れもメンバーなのだが、そこはそれ。役割というものがある。 女の子同士でオクトパスホールド掛けたり掛けられたりするのが役目か、と言われると些か自信はないけれど。それもまた、星純の理解する範疇を越えている。
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