第1章

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まるで手応えがなく、また感触も柔いだけでむしろ気持ちいいくらい。ダメージの入った痕跡も無く、緩い衝撃にパンパンと張ったジャックの肢体が揺れるだけ。 勿論、分かってる。完璧に八つ当たりだし、ジャックにはどんな罪もーー少しばかり理不尽な謂いだなーー無いけれど、主犯に鉄槌を落とすのは問題がある。 「すまんジャック……おれには、無理だ………………クソとはいえ子供だ、、、クソロリータとはいえ……!」 「残念なのねぇ♪ ネルはクソじゃなくてドグサレだよぉ♪」 「余計ひどいでふぅ~~はいぃ」 「……で、本題」 「本題“は?”ぐらい付ければ良かろうもんよニィやん~~接続詞って会話に不可欠な要素なんだぜ☆」 「出てけ」 「ど、動詞オンリーもキツいでふぅ」 「よし分かった。おれが出ていく」 「チョイチョイチョ~~イ(丿 ̄ο ̄)丿 そう慌てなさんな」 「顔文字使うなや!」
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