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ハチは一際おおきくお辞儀をして告げる。
「あらあら、どうしたのハチ君? バイト希望ですか……アルよ?」
「相変わらずヘンテコりんな言葉だけど…………いや、おばあちゃんいます?」
「まあまあ、確かに世間からすればスラムのお仕事なんて危険いっぱいの鉄砲玉か実験台が多いですものね……アルよ。露店商とかもナシやらコネやら必要でアルしぃ」
「はい……? あのメイさん、おばあちゃん………」
「あらあら、子供とはいえ、生まれたてから2秒で大人だよ~~なんて言われて育つとおませさんになるのは仕様がないけど、アルよ。もっとこう、自分を大事にしてね? 君が居なくなるとみんな悲しいのよ? アルよ?」
「いやだから、あの、メイさん? 聞こえてます?」
「うふふ。その点、我が家自慢のジャンクショップ「Yo!子江」は安心安全快適三昧の福利厚生。かなりのホワイティ企業で通ってるから、全然ハチ君も入ってくれて構わないわよ、アルよ? 大丈夫、しくじってもたかだか死ぬだけだから」
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