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「え、ええ~~~~!! ふ、ふわあぁぁぁぁぁぁああああ!! お、お兄ちゃんにドナられるぅ~~!!」
「それ怒る方じゃないよな!? ドナドナの方だよな!? ドナドナ知ってんのエリス!?」
ピンポーンッ……ゴメンクダサーイ
「オニヅカくん、早く出た方が良いでふ」
「真面目か! テンションか! 悪いけどジャックもぶっ飛ばすから覚悟しろよオイ!」
人身御供の身で申し訳ない限りだが、しかしこれも戦争だ。白衣の変態との戦争だ。
戦争に犠牲は付き物である。何て言う自分の理不尽も分かってはいるけれど、しかし星純も止まれないのだ。
星純は玄関扉に手をかけ、取っ手を捻る。微かにノブが軽く感ぜられるのは、これが解放に繋がると信じている為か。
星純はドアを押し開けた。
「はいどうぞ。よろしくお願いしま」
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