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「おはようございます。あれ? 牛乳ですか?」
「あ、浅田先生。おはようございます。はい、朝はこれ飲まないと何か落ち着かなくて」
目の前にいるこの美人な先生は清水先生。俺より三年早くこの学校に赴任してきている、俺の先輩教師である。背中まである長い茶髪に、学校の風紀が乱れない程度のナチュラルメイクでもその美貌が損なわれない素敵な人だ。
ただし、この人は“彼女”ではなく、“彼”だ。
聞けばこの美しさで男だと言うのだから、人間って恐ろしい。
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