偶然は必然に…。

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気付けば公園の外灯の元。 「ならさぁ、俺と結婚する?」 「はぁ?!」 「…。だから、俺と結婚すれば良いって言ってるんだけど?そうすれば、アキラさんだって安心して彼女作れるだろ?」 「いやいや、仰っている意味が解りませんし、理解しかねます! 私、壺とか宝石とか買わないから!」 思わず、キッと見ちゃったじゃない。 「いや、そもそもそんなもん売らないから。それに結婚詐欺でも無いからな。俺、カンナのこと本気だから…。」 「ありえない!」 「俺、居酒屋で言ったよね? 覚悟しろよ?って。」 「だってあれは…。」 「カンナだって判ってて言ったんだけど。あと昔さぁ、次、会えたらもう離さないって決めたんだよね。再会できたからもう離してやんない。ねえ、覚悟決めて俺と結婚を前提で付き合おう。」
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