偶然は必然に…。

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「えっと。あの、それはもう決定事項?」 「俺、<はい>か<イエス>しか受け付けないから。アキラさんよりももっと君を大事にする。これから先俺に守らせて?」 「だって、十年振りの再会だよ? 急すぎない?」 「そうだね。急だけど、時間なんて関係無いくらい君が欲しいと思ってる。」 「なにこれ! ハーレクイン的な流れは!」 「急だと言うんなら、これからお互いを知っていけばいいだろ?」 って、近いってば! ぎゅっと抱き寄せられ、耳元で囁かれる。 くすぐったくもあまり免疫のない私にはこの状況はかなり恥ずかしい。 「ねえ、今、物凄くキスしたいんだけど…していい?」 至近距離で言うのほんとやめて欲しい…。 なんで私こんなに抱きしめられてるのに嫌じゃないんだろ? 「だ、ダメです! 付き合ってもいないのに…キスなんて…。」 「ぷはっ。そういや、カンナは真面目ちゃんだったな。だったら、付き合うのにイエスって言って? ほーら。」 「そんなフェロモン駄々漏れでマジやめて…。ノーと言えなくなる~。」 「くくっ。あと一押しなんだ。(ニコッ)ほら…。イエスって言って。じゃないとキスしちゃうよ?」 なんなのこの展開~~~っ。 絶対からかっているよねー?
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