1章

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
いつもなら一緒に寝てる 零がいないのでキッチンを 覗いても居ないので 着替えて外へ出ると、 柊 詩音と清水 禮梦と アニエス・ノーラ 零の取り巻きに会ったので 「零を知らないか?」と聞くと 3人ともが顔を合わせ ポカンとして 「聞いたことのない名前ですね」 と禮梦が言って、 詩音が「顔色悪いぞ?」 と言ってアニエスが心配そうに 俺を見た。 俺は少し休むことにして 「ありがとな。少し休む」 と言って自分の家に向かった。 そして、ソファーに座って ガロンに電話すると 『今いいか?』『ああ。何だ?』 『零って知ってるか?』 『聞いたことのない名前だな』 『そうか。ありがとう』 と電話を切ると 禮梦が入ってきて 「失礼します。」と俺の目の前に 座り、 「白雪 零という者を 探してみました。 該当がなかったことを 報告しに来ました 本当に存在する人なんですか?」 と言われて 俺は髪をかきむしって、 禮梦を睨みつけ 「いるに決まってるだろうが! 俺の妹だぞ!ずっと見てきたんだ。あいつの事をずっと 大切なやつなんだ。 泣き虫で強がりで意地っ張りで そんな我儘なやつだけど それでも俺にとっては 何よりも大切なやつなんだ。」 と早口に言うと 禮梦がニコっと笑った気がした。 そして目が覚めて、(夢か...。) と思って横を見ると居なくて 焦って立ち上がろうとした瞬間に 零が廊下から顔を出した。 「おはよう?宗お兄ちゃん」 と言ってその後にニッコリと笑って 「僕のいない世界はどうだった?」と言った。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!