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「ねぇ君、どこ行くの?」
振り返ってみると目立ちの整った、簡単に言うと美丈夫が立っていた。
「どなたですか?」
そう聞くと美丈夫は苦笑いして名乗った。
「ごめんね。一様合コンのときに名乗ったから知ってると思ったんだけど。T大学 医学部の簾藤瑛です。よろしくね。」
「はぁ…………」
そんな男居たかもしれない。
そういえば女子が、この簾藤と言う男に群がっていたような気がする。
だから気になった子が居なかったのかもしれない。
まぁこれはただの八つ当たりだろう。
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