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「すいません、先に名乗らなくて。」
「いや大丈夫。風間さんだよね。」
「えぇ記憶力が良いんですね。」
簾藤は、はははっと苦笑いをする。
風間の隠れた言葉の刺、風間の警戒心に気が付いたようだった。
「お願いがあるんだけど良いかな。」
「まぁ聞くだけなら」
「ホテルに行くなら俺も一緒に行って良い?」
そのぐらいなら良いかもしれない。
風間は今かなり酔っている。
そこら辺の道端に倒れたりしたらそれこそ恥さらしだ。
なら簾藤がいた方が良いのかもしれない。
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