隣の遊び人

合コン

「わかりました。でも何でですか？」

ホテルに行くのは風間だけではないはすだ。

他の男たちも次々に帰っている。

「え、あぁそんなに警戒しないで。ただこの雨じゃん、怖いから。」

簾藤は風間の欲しかった答えは言わずに隠してしまった。

これ以上聞いても簾藤は答えてくれないだろう。

この簾藤と言う男はいったいなんなのだろう。

別に不快と言い訳ではないのだが、何故か言葉や仕草、何より風間を見つめる目に違和感がある。

風間はその違和感が何なのか、酔いが回った頭で考えながら、簾藤と共に合コンの会場を出た。