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仕事を終えて家に帰ると、24時を過ぎていた。
一輝は昼間に聞いた通り、今日は私の家に居なかった。
誰も居ない部屋は静かで、とても寒い。
上着を脱がないままエアコンをつける。
ベットに座って部屋が温まるのをじっと待つ。
パタリとベットに倒れ込むと一輝の香りが微かにした。
それが心地よかった。
フラフラした彼との未来は見えないけど、私は彼に恋をしてるのは確かだ。
―この時はまだ、近い先の未来の激動など知るはずもなかった。
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