狭間の存在

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 大人と子供の世界を隔てるロープは細く、わずかな風でも揺れてしまう。そしてバランスを崩せば、簡単にロープの上から落ちてしまう。  けれど僕は心地よさを感じていた。  大人と子供のギリギリ境目。不安定な環境が、今はとても愛おしい。  僕はロープにしがみつく。  落ちる勇気は、ない。
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