第1章

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初めまして、私は高木 信弘の父親で高木 信次郎と申します。 本当に貴女の前に高木 信弘が存在するのですね! おかしな事を聞いてくると思われていると思います。 ですが私の末の息子信弘は、1週間前に奇妙な言葉「僕が、僕が! もう1人存在するのだーー!」と、口走りながら電車の前に飛び込み、自殺しました。 ですから私の大事な息子の1人だった信弘は、この世に存在しないのです。 今、信弘の兄達を、貴女の下へ向かわせていますので、それまで高木 信弘を名乗る男の監視を続けてください。 宮部恵梨奈様へ
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