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「うわわっ、ひとちゃん大丈夫?」
一花は一人では立てないほどに深酔いしていた。
っつーか、そこまで飲ませた張本人のくせに、白々しいほどに甲斐甲斐しく一花の荷物を持ち身体を支える糸井に妙にいらっとする。
まあ……日本酒飲ませるように若干唆したような部分は、俺にもあるけれど。
それにしたって、馬鹿正直にどこまで飲んでんだ。自分の限界くらいわかるだろ。
どうすんだ一花。
糸井、持ち帰る気満々だろ。
彼氏いるくせに迂闊過ぎる。
呆れて横目で様子を見ていた。
別に放っておけばいい。
社会人だし自己責任だろ。
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