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私は一体、東屋さんに何を求めているのだか。
無関係な癖に、無神経なことばかり。
ただ、見ていて苦しい胸の内を、上手く処理する方法を知らなかった。
だからといって、なんの言い訳にもならないけれど。
テーブルの上から床に落ちた筆記用具を拾い集めて、ペンケースに入れた。
歪んだテーブルと椅子を整えていたら、ノックの音てびくっと肩が跳ねる。
「一花さん、終わった?」
ひょこっと顔をのぞかせたのは、西原さんだった。
「あ……、お疲れ様です」
「お疲れ様ー。もう定時回ったから、皆ぼちぼち店に向かっててね。一花さん場所わからないだろうから一緒に……」
西原さんが、すごく優しい。
可愛い笑顔がまっすぐ私に向けられていて、だけど言葉の途中で驚いた表情に変わった。
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