夢うつつ
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眠りにつこうとすると、じわりじわり首と胸に重りが増えていく。 息が体に入らず、僕の存在が消えそうになる。 助けて、助けてと声に出せないままに、心で叫ぶ。 そんな暗闇で、僕を救ってくれる娘がいると、誰か言う。 彼女は誰? どこへ行けばいい? 東へ東へと声が聞こえる。 真っ白な雪に包まれた山奥。 冷たい空気。 湧水が、なみなみと溢れていく。 そうか、僕はそこへ行けばいいんだ……。
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