夢なら覚めて…。

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『…何故だ………何故…俺なんだ…』 私の名前は、今部 伝助(いまべ でんすけ)。 なんの取り柄もない中年である…。 只今、大きな問題に直面している。 この最悪の事態を私はどう乗り越えればいいのか うっすらハゲた頭の中で模索中である…。 『…やはり、妻の和水(なごみ)に相談するか…』 『…イヤイヤ、そんなことはできない!!…』 『…バツイチ、デブでハゲでメガネをかけた毛むく   じゃらな俺と再婚してくれた和水を哀しませた   くない…』 『…それに、今年高校3年生になる愛娘の麻里亜  (血は繋がってない)ちゃんにも嫌われたくない   し…』 『…あ~どうしよう…伝助はいつもこうだ!…』 『…決断できない…』 『…!?…そうだ!…伝助、思い出せ!…』 『…小学生のあの日、誓ったではないか!…』 私は、小学2年生の時の出来事を思い出した…。
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