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あなたと息子へ
今まで黙っていてごめんなさい。
最初はきちんと話そうと思ったの、だけどアレを倒すためにそこまで馬鹿なことをしてると思わなかったから。
今、あなた達が倒そうとしている相手、実は私が生み出したと言っても過言じゃないの。
過去から紡がれる輪廻転成、生まれ変わりを経て育まれた命、代々私の家系が守って来ていたの。
だけど日に日に有名になってしまって、感謝どころかあなた達みたいに敵対視する人まで出てきてしまった。
見た目が黒と黄色の縞模様で、口からふりかけを吐くなんて、おかしいかもしれないけれど、数々の悪を倒して世界を守って来てくれたのよ?
どうしてわかってくれないの?
今日私達の親子関係にヒビが入るかもしれない。
だけどそれも仕方ないわよね、だって私が育ててきた大切な命が狙われてるんだもの。
エ●本なんかで太刀打ちできないあの子の力見せてあげるわ。
家を飛び出した最低な母より
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