父さんへ

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父さんへ

 父さん、後は任せてください。貴方が作った正義の巨大ロボット 『ゲッターンワ・ロボ』 のパイロットは僕がやります。  コイツで悪の帝国ベ●チュー軍団を倒してみせます。  ただ、何で父さんは家を変形巨大ロボットに改造したんだい?  まだローンも山程残っているのに。  母さんに家のパイロットになると言ったらショックを受けて 『ふざけんなっ、家をロボットに改造して正義の為に戦うって、アンタ等はアホかっ!?  何だよ、ゲッターンワ・ロボって!?  死ねっ、ヲタクバカニート親子っ!!』  って目に涙を浮かべて叫んで、部屋に引きこもってしまったよ。  ……でも分かるよ、父さんは母さんをパイロットにして、危険な目に合わせたくなかったから、何も言わずに部屋に引きこもらせたんだね。  そして 『ゲッターンワ・ロボ』 の起動キーが、まさか、父さんのお宝エ●本だったなんて……。  分かったよ、今後はいつも僕が掃除をして、捨てられない様に管理をするよ!!  なんせ、母さんにエ●本を捨てられたら、世界を救う事はおろか、ロボの起動すら出来ないんだ!!  行くぞ、ゲッターンワ・ロボ!! 起動!!  本棚のスペースに、お宝エ●本セェッ――――――――――――ット!!  僕の戦いはいま始まったばかりだっ!!  いっけぇ――――――――――っ!!     ―完―
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