時間(終生)完結編

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視線を落とし手で確認するとシャツが膨れて、まるっとしたお尻が見えた。 ・・・モルだな。何やってんだ。 シャツを捲りモルを出す。また服も着ず擬態してる。ごろんと転がりキングスの横で大の字になった。見た目は五歳の子供でしかない魔獣は、あどけない表情で爆睡していた。 ははは。癒されるな。 少し見てたが、キングスはうつらうつらし始めた。少し離れたモルに寄る。 いつまでも見ていたいってか。 二度寝の睡魔には勝てず再び眠りについた。 陽はもう直ぐ真上だ。 二度寝のキングスと入れ違いでハッと目を開けたモル。 ま、まだ寝てる!おーきーてー! 上半身がダメなら下半身?安易な発想で足から股間からモゾモゾし始めた。 マグナム…も余計な事して怒るとおっさん怖いからスルーでと、挨拶変わりにつんつんと突くモル。仰向けに寝てたから股間に頭、足の間に身体を寝かせおくと何とも言えないフィット感。感覚は無いけどブロックや組立工作がピタとハマる感じがした。 いや違うだろ俺。キングス起こすんだよ。 ふらふらと身体を起こすが寝起きのふらつきなのか何故か後ろに倒れた。 あ、あれ? ぐにっ 「…っ!!」 モルの頭が股間に直撃した。 痛さに悶絶して飛び起きるキングス。 あー!起きたあっ!     
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